タイトル

写真・動画の保存・シェアはGoogleとAmazonをフル活用しよう

SDカードを整理していると、物理的に同じサイズなものの、搭載しているメモリー容量が随分とばらばらなことに気づきます。一昔前は8MBというようなサイズのメモリを使っていたのに、今ではその1000倍以上が当たり前で、技術の進化とコストダウンが著しいことを感じます。

カメラ好きにとっての悩みのタネ、それは膨大なデータ量の写真をどうしたら良いのか・・・という問題です。昨今GoProにまで手を出してしまったのですが、高画質の動画のデータ容量といったら恐ろしいレベルです。

そうでなくとも、昨今はスマホがものすごく進化していて、わざわざ重たいカメラを登場させなくても、キレイな写真が撮れてしまいます。

加えて、家族と共有したいというニーズもないでしょうか。日常生活に欠かせないLINEを用いている方も多いと思いますが、圧縮されて画質が落ちたり、LINEのアプリが尋常じゃなく容量大きくなったりと、オススメしかねる点もございます。

今回は、こうした写真や動画をどうやって整理していくのか、ということについて私が採用した選択肢についてご紹介していきたいと思います。

スポンサーリンク

クラウドで管理という考え方

これまで撮った写真や動画は自分のパソコンに保存していました。しかしパソコンの記憶容量はそんなに大きくないため、外付けHDDに残しておきます。しかしながら、パソコンが故障したり、外付けHDDが壊れてしまうと、データが全てお亡くなりになります。これは怖いと、バックアップを取ることになるわけですが、そうなるとただでさえ大きな容量が倍になり、では重要なデータだけバックアップしておこうとなると、その選別が面倒になり、未整理のデータ蓄積されていく・・・という悪循環に陥っておりました。

こうなってくると、もはやローカル(自分のパソコンや外付けHDD)で管理するのは現実的ではないなと思い、いっそ全てクラウドに上げてしまおう!という判断に至っております。

クラウドにデータを上げる場合、気になるのはそのデータの扱いです。

Google、Amazonそれぞれどんな規約になっているのでしょうか。
執筆時点での最新の利用規約を見ながらデータの取扱に関する部分を抜粋したいと思います。

Google利用規約:更新日 2020年3月31日

Google Terms of Service – Privacy & Terms – Google

ユーザーのコンテンツに対する使用許可:ライセンス

ユーザーの知的所有権により Google によるユーザーのコンテンツの使用が制限される場合、Google はユーザーから使用許可を得る必要があります。ユーザーは、このライセンスを通じて Google に使用許可を与えるものとします。

ユーザーのコンテンツはユーザーに帰属します。つまり、コンテンツに含まれるユーザーの知的所有権はすべてユーザーが保持します。

権利

このライセンスにより、Google に以下のことが許可されます。

ユーザーのコンテンツをホスト、複製、配布、伝達、使用すること(たとえば、コンテンツを Google のシステムに保存してユーザーがどこからでもアクセスできるようにするため)

目的

このライセンスは、以下の目的に限定して適用されます。

サービスを運営し改善するため。つまり、サービスを設計どおりに機能させ、新しい機能や機能性を作成することを可能にするために適用されます。
 ◯スパム、不正なソフトウェア、および違法なコンテンツを検出
 ◯データのパターンを認識するため(関連する写真をまとめる等)
 ◯おすすめ情報を表示する、コンテンツ、広告などを表示する等の目的で、ユーザーに合わせてカスタマイズするため

・ユーザーが一般公開で共有したコンテンツをサービスの宣伝に使用するため。たとえば、Google のアプリを宣伝するために、ユーザーが書いたレビューを引用することがあります。

・本規約に準拠する形で、Google 向けの新しい技術およびサービスを開発するため。

まとめると、Google Drive, Google Photoにアップロードしたデータは、ユーザーに知的財産権が帰属するものの、機能改善や広告のためにはGoogleが利用できるということでしょう。

これをどう見るかは判断が分かれそうですが、Googleは広告で儲けている会社ですし、ユーザーも低価格もしくは無料で使わせてもらえるので、フェアな規約かなと思いました。

Amazonプライバシー規約:更新日 2020年8月31日

Amazon Photos利用規約 - Amazonカスタマーサービス
最終更新日:2023年11月03日

Amazon Photos利用規約:更新日 2018年9月4日

1.2 本サービスにおけるお客様ファイルの利用 お客様は、アマゾンが提供する機能を使用して個人的かつ非商業的な目的でお客様ファイルを保管、検索、管理、整理およびお客様ファイルへアクセスするためにのみ、本サービスを利用することができます。

3.3 本サービスの提供に伴うアマゾンのお客様ファイルの利用 アマゾンは、お客様に本サービスを提供し、本利用規約を行使し、また、アマゾンのサービスをより良くするために、お客様ファイルを利用、保持、およびこれにアクセスする場合があり、お客様はアマゾンに対してこれらの行為に必要な許諾をするものとします。これらの許諾は、たとえば、お客様ファイルをコピーする権利や異なる形式でのアクセスを可能とするためにお客様ファイルを変更する権利、お客様に代わってお客様ファイルの整理をするために当該ファイルの情報を利用することおよび技術的サポートを提供するためにお客様ファイルへアクセスすることを含みます。アマゾンはお客様のプライバシーを尊重し、お客様ファイルにはwww.amazon.co.jp/privacyに掲載された Amazon.co.jpプライバシー規約が適用されます。

Amazon.co.jpプライバシー規約:20年8月31日

Amazonはどのような目的のために個人情報を利用しますか?

Amazonは、お客様に提供する商品やサービスの運営、提供、開発及び改善のために、個人情報を利用します。これらの目的には、以下が含まれます。

・商品及びサービスの購入及び配送
・Amazonサービスの提供、不具合解消及び改善
・推奨とパーソナライゼーション
音声、画像及びカメラ機能の提供(Alexa含む)
・法令遵守(例:一部の医薬品)
・ご連絡
・広告: Amazonは、関心を持たれると思われる機能、商品及びサービスに関するパーソナライズド広告の表示のため、個人情報を利用します。パーソナライズド広告の表示のため、個人を特定可能な情報を利用することはありません。詳しくは、パーソナライズド広告規約をご覧ください。
・不正行為の防止及び信用リスク

個人情報の安全性

Amazonでは、セキュリティ及びプライバシーに配慮してシステムを構築しています。Amazonでは、暗号化プロトコル及びソフトウェアを用いて、通信中の個人情報のセキュリティを確保しています。

・Amazonは、PCIデータセキュリティスタンダード(PCI DSS)に準拠してクレジットカードデータを取り扱っています。
・Amazonは、お客様の個人情報の取得、保管及び外部への開示に関して、物理的、電子的及び手続的な保護措置を講じています。セキュリティ確保のため、ご自身に個人情報を開示する際に、身分証明の確認を求めることがあります。
・Amazonデバイスには、データを不正アクセスやき損から守るためのセキュリティ機能があります。必要に応じて、これらのセキュリティ機能の操作や設定を行うことができます。デバイスのセキュリティ設定の管理について詳しくは、こちら をご覧ください。
・不正なアクセスからご自分のパスワード、コンピュータ、端末及びアプリケーションを保護するために、他人と共用しているコンピュータを使い終ったときには、必ずログアウトしてください。

Amazonについても見てみました。基本的にはユーザーの使い勝手を良くするか、広告のためにはデータを用いることはあるものの、それ以外の目的でユーザーの予期しないような利用は無いように思います。記載内容についてはGoogleと大差ないかと思いますが、広告の意味合いが、Googleの場合はそれ自体が収益の大半であるのに対し、Amazonの場合は自社ECでの拡販のためという点で、少し意味合いは違うかと思います。

スポンサーリンク

Amazon photo? Google photo?

私は結局Amazon photoとGoogle photoを併用することにしました。理由はどちらかのサービスが改悪された場合の対策と、両方にアップロードしておくことでバックアップになるからです。

両方のアプリに共通していることですが、スマホの場合写真に追加された写真は自動でクラウドにアップロードされるため、手間がありません。むしろ不要な写真までアップロードされてしまうのが僕は嫌なので、自動アップロードを基本的には切っておいています。

Prime会員なら無制限で写真アップロード可能なAmazon Photo

Amazon Photoの魅力はなんといってもこれです。

最終バックアップ的な位置づけで、一眼レフで撮影したデータをそのまま放り込んでいます。

また、「ファミリー」という項目があり、アップロードされた写真をファミリーに設定すると、家族でシェアするのが容易です。日付ごとに写真をまとめて選択→ファミリーフォルダに追加、という形で簡単です。

「バックアップ」+「家族共有用」

という形で運用しています。

使い勝手の良いGoogle Photo

日常的な写真も含めた運用としてはGoogle Photoのほうが使い勝手が良いです。この点はAmazon Photoを上回ります。写真の見やすさ、整理のしやすさ、UI等々です。

Google Photoはこれまで圧縮したデータであれば無制限でアップロードができました。しかしこれは21年5月で終了してしまいます。これ以降は無料で15GBの容量があるGoogle Driveの容量を使ってGoogle Photoを運用していくことになります。

なお、21年5月までにアップロードした写真は無制限枠に含まれるので、今のうちにアップロードしておくとお得です。

この後は、悩ましいですが、Amazon Photo中心に運用していこうかなと考えています。
重要な写真に関してはバックアップの意味も兼ねて両方にアップロードという形にするイメージです。

スポンサーリンク

動画はYoutubeを使うべし

さて、ここまで写真に焦点をあててきましたが、問題は動画です。
容量が大きい上に、Google PhotoもAmazon Photoも動画分については無料で扱ってはくれません。100GBにつき月250円かかってきます。これをずっと保持しておくには毎月払い続ける必要があり、あまり得策とは思えません。

そこで動画サービスにスイッチ、Youtubeに至りました。

YoutubeはGoogleのサービスですが、公開設定を「非公開」という設定にすることで他人からは見ることができない状態にできます。そしてアカウントを家族で共有することで、家族内での動画のシェアが可能なのです。

これまではGBサイズの動画をGoogle Driveで共有していたのですが、容量を大幅に食うだけでなく、動画を選択してからの再生にも時間がかかり、使いやすくもありませんでした。
この点Youtubeはストリーミング再生に強いので、選択すればネット環境に応じて画質を調整しながら素早く再生してくれます。

アップロードは無料ですし、長時間の動画も可能です。画質もフルHDまでは対応しているのが良いです。これは中々おすすめです。

スマホや一眼レフで写真を取るのが中心ですとあんまり、動画のデータ問題に直面している方は多くないかもしれませんが、GoProを持ち始めたら死活問題になるかと思います。

今回はデータ整理、特に写真と動画に関してクラウドを使った方法についてまとめました。これを期に私は過去のすべての写真と動画(動画はまだ整理終わっていない部分もありますが)をクラウドベースに変更しました。

Google Photoに関しては、今年6月以降無料で使えなくなるので、利用を検討している方は今のうちに過去の分のアップロードをしておくことをおすすめします!


スクロールしてページ下部の「LINEアイコン」をクリックすると新規投稿をラインでお知らせする設定ができます。メアドを入力して登録を押すと「メルマガ登録」もできます。有益な記事書けるよう努めます!

コメント

タイトルとURLをコピーしました