eSIMをご存知でしょうか。ご存知で活用されてましたら、以下は既知の内容です、すいません!
「なんだそれは」という方へ今日はお話します。
携帯に入っている通信をするための小さなチップがSIMカードです。頭に付いている ”e” は ”embedded(組み込まれている)”の頭文字です。つまり、本体に組み込まれたSIMで、物理的なチップを外から挿さなくても遠隔で契約情報を書き換えて機能します。
eSIM何がおいしいの?
何が良いのかと言うと、ます、楽です。
私は楽天モバイルのeSIMを新規契約したのですが、QRコードが送られてきて、これを登録する端末で読み込んだらもう開通です。
また、SIMカードはいくつかサイズの種類があり、端末のサイズと合うものを選ぶ必要がありますし、当然ですが、端末にあるスロットの数以上にSIMを指すことはできません。
日本ではそもそも複数のSIMを挿してスマホを運用している人はあまり多くないように思いますが、二枚挿さなくても二枚挿している状態と同じことが実現できます。
これが力を発揮するのは例えば海外に行った時です。海外に行くと、日本のSIMは機能しなくなるか、通信量が恐ろしく高くなります。しかし国内SIM(当該国のSIM)を使えば、その国の通信料金でスマホを使えるようになります。これを日本で使っているSIMを差し替えずとも実行可能で、空港についてから現地の店舗でやり取りしなくても行く前から準備しておけるのです。
SIMは小さいので、一旦SIMを抜くと失くす恐れもあるので、この点でも良いです。
まだ対応キャリアは少ない・・・最近の端末は対応
対応キャリア
こんな便利なeSIMではあるのですが、残念ながら大手キャリアさんは対応には後ろ向きです。
新規契約が非常に簡単なため、「流出しやすくなる」ことを懸念しているからという記事が散見されます。
そんな中eSIMに対応しているキャリアは21年2月現在では、IIJ(インターネットイニシアティブ)と楽天モバイルの2社のみのようです。
対応端末
前述のとおり大手3大キャリアはeSIMへ対応していないため、基本的にはキャリアと紐付かない端末メーカーがeSIM対応端末を出しています。
iPhoneはXS以降の端末が対応しているため、ここ数年で最新機種を購入している場合は対応しています。以下にiPhoneの対応端末が出ていますが、この中でコスパが良いのはiPhone SE2ではないでしょうか。マスクが常備された中で顔認証が使いにくいため、指紋センサーが搭載されている点も使いやすいです。
Androidの場合はGoogleのPixelが対応しています。
楽天モバイルを1年無料で使おう!
eSIMに対応している楽天モバイルの使い放題の基本プランが現在1年間無料キャンペーンをやっています。
注意したいのは、楽天モバイルの対応エリアで、私が住んでいるエリアは残念ながら対象外でした・・・といっても21年夏移行になるとかなりのエリアで対応するようになりそうです。
正直どれだけ繋がるのかよくわかりませんし、無料とはいえ、キャリアを乗り換えてSIMカード交換して、というのは面倒だし見送っておりました。
しかしeSIMを使うと、「SIMカードの2枚刺し」ということができるのです、しかもタダで!
私の場合、メインで使っているスマホはeSIM対応ではないのですが、iPadが対応していたので早速注文してみました。驚いたのは事務手数料も含めて無料なこと。数日でペラペラの書類が届き、入っていたQRコードを読み込んでちょこっと設定するともうこれでインターネットに繋がりました。
驚きの手軽さです。
現在在宅勤務で大半の時間家にいるため、ほとんど恩恵に預かれていないのですが笑、たまに東京へ移動したときに使ってみるとサクサク動きます。データ通信量の節約にもなりますし、eSIM対応の端末をお持ちの方はオススメです!
楽天モバイルの無料キャンペーンもそろそろ終わりそうです。
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