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離職理由はわからない、離職をどう受け入れるか

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創業一年目、社員10名ほどのスタートアップで、同僚と話しているときに聞いた残念なお話、それは

○○さん辞めるそうです・・・


その人は事務職として採用された女性でしたが、控えめに言っても優秀で、いつも想定以上のクオリティでスピード感ある仕事をしてくれる方だったのでとても残念でした・・・

同僚は話を聞いた上で引き留めもしたようですが、

もう次が決まっているので


とそれ以上理由も話してくれなかったそうです。

CEO→COOの次に入ってくれた方で、そういう意味では創業メンバーに近い存在なのですが、僕自身は全く予兆に気づけませんでした。

総務全般を担当してもらっている中で、担当ではないセキュリティ対策に関して上司からの指示で取り組んでいたものの、その報告に対する上司からのプレッシャーが厳しかったことが理由か?といった憶測もされていたのですが、

辞表を出したタイミングではすでに次が決まっていたということで、実は入社してから早いタイミングで転職活動されていたのではないか、と考えるのが自然とも考えられます。入社から5ヶ月での退社。

ネガティブな理由で離職する場合、本当の離職理由を話すモチベーションは離職者には無いことが自然で、余計な波風を立てずに去りたいと思うでしょう。ポジティブな理由である場合や、よっぽど今後の会社の発展のためにという気持ちがあれば言いにくいことも言ってくれるかもしれません。

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転職後の社内の人間関係構築は簡単ではない

スタートアップに来るような人は一癖も二癖もある尖った人間が多いと転職して思いました(自分も含め)。

バックグラウンドも年齢もバラバラな中で、どう人間関係、もっといえば信頼関係を構築していくか、という部分にとても課題意識を持ちました。

思い返すと大企業時代は、僕もそうだし周りの人を見ていても、「同期の繋がり」というのが大きかったと思います。大企業だと同期が何百人という人数でいて、親しい部署にも同期がいたりするので自然と仲良くなりやすいです。

仕事上の人間関係はもちろんどこの会社でも幅広い年齢層、性別、国籍の方と構築しなければならないのですが、「同期」という相談相手、もっと言えば愚痴れる友人がいたのはきっと大きいと感じます。

転職すると当たり前ですがこうした同期の存在はないため、職場の人との関係が仕事だけの関係になりがちです。そんな希薄な繋がりの中では中々仕事上の悩みも相談しにくいです。

自分は話を聞く能力は決して高くないのは自覚しつつも、皆さん一人一人がどんなことを思って仕事をしていて、どんな課題を抱えているのかなるべくお互いにシェアできるようにしたいと思いました。

なかなかプライベートな時間に踏み込むのも・・・と二の足を踏むので、個人的にランチがいいかなと思っています。僕は外に出てることが多いので最近は頻度も減っているのですが、オフィスにいるときはなるべくみんなに声かけて外に一緒に食べに行くようにしてます。
特に少人数になるときは、お互いに話しやすいのでいいです。

今回辞めてしまった方は毎日お弁当を持ってくる方だった上に、僕自身は仕事の関わりが薄かったので、中々喋る機会も少なかったなあ・・・と反省しています。

本人にとってやりたいことがあって新しいところへいく、というのであれば言うこと無しなのですが、何も言ってくれなかったところをみると、そうではなさそうで残念でした。

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相手へのリスペクトと一人ひとりに正義があるという意識

大企業の中では良くも悪くも稀有な飛び道具的な存在だったため、半分はやりたくて、半分は組織の異分子としての色を出すために敢えて尖ったことを言ったり実践したりしてました。

しかしスタートアップでは尖った人ばかりなので、逆にバランスを取る人材が不足します。かつての自分もそうですが、「正論」をゴリゴリ言って相手を追い込むタイプは、言っていることが正しいだけに受け手の精神的なダメージは大きいです。

スタートアップに転職してすぐのころ、考え方が合わず、かつ相手のやり方は絶対間違っていると確信していたがゆえに、僕自身関係を悪化させてしまった人がいました。

しかしある時この人なりの考えで動いていて、これは間違いではないかもしれない、と思ったときに自分の関わり方を変えることができて、その後はその人と良好な関係を築けています。
そのとき僕の中に芽生えたのは、その人に対する「リスペクト」だったと思います。

こうして冷静にぶつかり合う人を見てみると、お互いに対するリスペクトの欠如を感じます。双方それぞれ話しを聞けば、一定の理が双方にあることもわかるのですが、相手を受け入れてないからこそ、議論の前から相手を拒絶してしまっている、だからこそ議論をしても噛み合わないという状況に陥ります。どちらも悪気はない、あるのは一人ひとりの正義だということ、言うは易しですが、そのことを常に頭においておくのが大事だと思いました。

会社の課題は、規模の大小を問わず、技術的課題よりも圧倒的に「人間関係の問題」だと感じます。テックベンチャーという環境でさえ、このことを感じます。

P.S. 遠そうで関係のありそうな番組と名言のご紹介

大林宣彦監督 生きる覚悟 | NHK クローズアップ現代+

大林宣彦監督 生きる覚悟 - NHK クローズアップ現代 全記録
【NHK】がんで余命宣告を受け「遺作」と呼ぶ映画を完成させた大林宣彦さん。NHKは2年に渡り密着取材を行ってきた。大林さんは先週、広島で開催された国際映画祭に新作を携えて参加、今週、尾道にも帰郷する。新作で常盤貴子さんや満島真之介さんなど若手俳優に志を伝えるなど、衰える身体の中でも執念は決して衰えていない。その根底には...

がんの余命宣告を受けながらも映画製作に取り組む大林監督の密着取材、その一言一言は重く愛があります。
出演した満島真之介さんへ送った以下の言葉は深い。

ひとは ありがとうの数だけかしこくなり

ごめんなさいの数だけうつくしくなり

さよならの数だけ愛を知る

大企業からスタートアップへ転職した著者が見たリアルについて様々な記事を書いており、以下はそのまとめページですのでぜひ御覧ください(転職について、組織論、マーケティング、ITなど)。

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愛を知った飛び道具の向かう先

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