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年金手続きのめんどくささといったら筆舌に尽くし難い

転職でも雀の涙ほどの退職金は頂けるようで、ざっくりボーナスの半分くらいの金額だったんですが、これがなんと、「確定拠出金調整額」というやつでごっそりひかれ1/3くらいになっるんですね。

ぐぐっても俄には正体が出てこないので、推測なのですが、おそらく前職の年金制度は確定拠出年金に以降していて、会社が積み立ててくれていた分があったんだと推測します。それが転職するときには、「積み立ててた分は返してもらうよ」と退職金から引かれたのではないかと。

5年働いたのですが、退職金というのはもらえるだけマシくらいに捉えておいた方がいいですね。最近はそもそも退職金は無い会社も多いですが、転職すると転職先でも退職金が積み上がるシステムになるかというと怪しいので、資金計画は自分で組まないといけないなと思わされます。

さて、本題に入りますが、前職は大企業だったこともあり、会社の名前を冠した「○○年金基金」というものが会社としてありました。この基金から脱退するに際して、「脱退一時金」なるものを退職後にどうするか?ということを退職時に聞かれます。
選択肢は以下の5択。

  • 一時金としてもらう
  • 企業年金連合会へ移換
  • 再就職先の年金制度へ移換
  • 個人型確定拠出年金へ移換
  • 保留

スタートアップなんだからあるわけないだろ、という話なのですが、転職先に年金制度がある可能性も考慮して一旦「保留」にしました。
そのため、前職の年金基金から最速が来たのです。

年金基金
年金基金

どうすんじゃい、選択せい

ちなみに、確定拠出年金の制度が会社になければ、ほぼイデコ一択かと思います。自分で金融商品を選んで、自分で毎月決めた額積み立てていくというものです。


何がいいかって、非課税なんですよね。NISAと一緒で税制優遇されるので、やらなきゃ損、迷わず満額積立するのがイデコだと僕は思っています。

ちなみに、僕のように会社に制度がない場合は、MAX 2.3万円/月になるのですが、30歳から60歳まで30年間とすると、828万円です。ちなみに、金利2%で運用すると、1137万、3%で運用すると1345万になります。複利の力は大きいですね。老後2千万円問題を真に受けてるわけでもないですが、これだけじゃ全然足りないと思うのでせめて非課税のイデコは満額やるべきっしょ、というのが僕の考えです。

ちなみにイデコの口座は色んな金融機関でできますが、とりあえずSBI証券選んどけば間違いなさそうです。

わたし
わたし

はい、じゃあイデコに移しといてー


といけばいいんですが、この手続きがまーめんどくさい!!笑合計10回くらい電話した気がします、意味わからなくて。

この先は、実際に退職された方にとってしか役に立たない会話です。

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脱退一時金選択届

最初に保留にした選択をどれにするかを伝える届け出です。 届け出とともに、移換先の金融機関が発行する「移換届」が必要になります。

わたし
わたし

移換届ってなんですか?

オペレータ
オペレータ

移換先の金融機関からもらうものです。金融機関のイデコの申込するときに同封されてきます。

わたし
わたし

あ、ありますね。「個人別管理資産移換依頼書」ってやつでしょうか?

オペレータ
オペレータ

・・・

違いますね。

わたし
わたし

・・・え?

そうすると他にそれらしいものはないんですが・・・

オペレータ
オペレータ

金融機関にご確認ください。

わたし
わたし

前職の基金へ移換届というのを出さないといけないみたいなんですが「個人別管理資産移換依頼書」ではないって言われたんですよ。どれなんですかね。

オペレータ
オペレータ

確かにそちらは当社に提出してもらうものです。前職の基金へ提出するものはございません。

わたし
わたし

え・・・

ないんですか?

オペレータ
オペレータ

はい・・・

このループが何回か続く・・・

もう双方で話せや、って思ってキレかけながら、電話先変えてトライしていると、SBIのとても親切なお姉さんにあたり、話していくと気づいたんですね。

どうやら違う種類の年金の話を双方がしている、、、と。

一旦ここで年金制度のおさらいをすることにします。
日本の「公的年金」は2階建てになっており、国民年金(1階)+厚生年金(2階)です。これは前回天引きされている中でお話しました。

今回議論になっているのは。「企業年金」&「個人年金」、こいつの種類が多くてややこしい!

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企業年金

確定給付型:受け取りが一律

  • 厚生年金基金:別の法人格を作って運営
  • 確定給付企業年金:外部機関(信託会社、生命保険会社)に運営を委託

確定拠出年金:掛け金が一律

  • 確定拠出年金:企業型&個人型(イデコ)


実は前職基金から移せと言われていたのは、「確定給付企業年金」、SBIと移換届けの話をしていたのは、「企業型確定拠出年金」、別のものの話をしていたのでした・・・

また、SBI証券への資料請求をする際に、
「SBI証券の個人型確定拠出年金へ移す年金資産はございますか?」ない・ある
で「ある」を選択した上で
「SBI証券の個人型確定拠出年金へ移す年金資産は、いずれの年金資産になりますか?」

  • 企業型確定拠出年金  (国民年金基金連合会に自動移換された資産を含む)
  • 個人型確定拠出年金
  • 厚生年金基金、確定給付企業年金
  • 企業型確定拠出年金+厚生年金基金、確定給付企業年金

という質問の回答を間違えていたようです。ここで一番最後の選択肢を取って改めて書類請求したところ、めでたく前職基金へ送らなければならない「移換届」を送ってもらうことができました!!

こうして、以下の3つを盛り込んだ口座開設書類をSBI証券に出すことができたのでした・・・

  1. 確定給付企業年金 前職で会社が積み立ててくれていたもの。前職の基金へ移換先の金融機関の届け出を出し、脱退一時金を新たに開設するイデコの口座へ移換
  2. 企業型確定拠出年金 前職で会社+自分で積み立てていた企業型確定拠出年金(おそらくここの拠出金として企業が負担してくれていた分が退職金から引かれていたと思われる) 新たに開設するイデコの口座へ移換
  3. 個人型確定拠出年金 新たに開設するイデコの口座。掛け金を設定して今後自ら積み立てていく。

どんどん社会保障制度に詳しくなっていっている気がする・・・

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