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初給料から各種税金を計算してみた

19/10/25 9:21 転職後初の給料が振り込まれました。
経理から安堵の声

あーちゃんと振り込まれててよかったー

9月から働いているものの、振り込み日は翌月となっていたので、先月は給料振り込まれていなくて最初焦りました・・・
ちなみに天引きされているのは

  • 健康保険料
  • 厚生年金保険料
  • 雇用保険料
  • 所得税

さて、この中から漏れているのはなんでしょうか・・・?

はい、住民税ですね。

住民税については、

勤め先から徴収できなくなったので、◯◯までにこの金額を払いなさい


という趣旨の督促状が転職して1か月くらいでお家に届きました。転職先の新しい会社の総務に渡したら、給料から天引きされるようにしてくれたので事なきを得ましたが、知らないと扱いがよくわからないですよね。

そして、最初の給料から住民税は引かれていないのですが、これは翌月から引かれるようです。今月分は、当分されて残りの月に乗っかる感じです。

僕の会社は、給料が年俸で決まっていて、これを12で割ってひと月分、ボーナスはストックオプション、という給与体系なので、見かけ上給料が多く見え、手取りが多くなったように錯覚するのですが汗、果たして天引き漏れとかないのか?ちょっと気になったので、計算してみました。

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○健康保険料

健康保険は以下の3つに別れます(後期高齢者医療制度は一旦脇へ)

  • 健康保険:会社員
  • 共済組合:公務員
  • 国民健康保険:自営業など

健康保険について細かく見ていくと、

  • 協会けんぽ:主に中小企業の会社員:保険料率は都道府県ごとに異なる
  • 組合健保:主に大企業の会社員:一定範囲内で組合が決定

と別れます。
保険料の計算式は標準月額報酬×保険料率(ボーナスも料率は同じ)

この保険料率が協会けんぽの場合都道府県ごとに違うということなのですが、どんだけ違うのか?というのを調べてみると、以下は18年の記事ですが、見ると9.63%~10.61%とおよそ1%の開きがあるようです。



これを会社と折半しています。標準月額報酬が50の等級に分かれているのですが、東京で見ると最大の等級で139万、支払額は最大66,805円のようです。ざっくり言えば、健康保険料は概ね給料の5%。

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○厚生年金保険料

日本の年金制度は2階建てで国民年金+厚生年金(会社員)となっています。会社で天引きされる厚生年金はこの両方がまとめて引かれています。
厚生年金の計算も同様で、標準月額報酬×18.3%(ボーナスも料率は同じ)

これを会社と折半しています。標準月額報酬の上限は62万円と決まっているので、厚生年金は最大56,730円です。ざっくり言えば、年金コストは概ね給料の9%

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○雇用保険料

会社と分担するのですが、折半ではないようです。また保険料率は業種によって決まる。ややこしいですね。年度で更新されているので、料率は年によって変わりそうですが、現在は個人の負担は0.3%と他の保険料に比べると安いです。

平成30年度の雇用保険料率について(厚生労働省)


一般事業の場合、個人0.3%、会社0.6%、合計0.9%なので会社のば倍負担してくれています。業種によって違うとあるのは、農林水産業と建設業が0.4%だからですね。
賃金×保険料率で計算するわけですが、この賃金には通勤手当なども含まれます。

○所得税

所得税の計算は複雑です・・・
所得税=課税所得×税率-税額控除額
課税所得=総支給額(基本給・残業代・手当)-非課税の手当(通勤手当など)-所得控除

所得控除はいっぱいありますね・・・詳しくはこちら参照



結局どんくらい所得税って払ってるの?というのを知りたかったので、細かいところ違うかもですが、年収ごとにざっと計算してみました。

所得税は累進課税なので、所得が増えるほど税率も上がっていきます。その様子はこれみるとよくわかります。もっと所得税の税率は高いと思っていたので、計算してみて意外に思いました。ボリュームゾーンでいったら、3%とかなので、よっぽど厚生年金のほうが多い。

○住民税

今回天引きされてなかった住民税を最後に。こいつが実は一番税率高い・・・、そして計算が圧倒的にややこしい。正確性は度外視して、おおまかな計算だけ書くことにします。

住民税額 = 均等割額(だいたい4000円) + 所得割額
所得割額 =(所得金額 - 所得控除額) × 税率(10%)ー 税額控除額所得割の税率は10%(市町村民税6%+都道府県民税4%


これをざっくり計算して先程の所得税のときのようにまとめると以下のようになります。

所得税と似たりよったりな感じもしますが、控除額が違うため累進課税の性質はあるものの、所得税ほど露骨ではないので、年収800万くらいを堺に実質税率は所得税と逆転します。
つまり、所得が低いと住民税の負担が重く、所得が高いと所得税の負担が大きくなります(あくまで割合として)。

○まとめ

今回計算したのは、独身ケースなので、配偶者がいたり子供がいると控除増えるため、税金はもっと安くなります。また、いろんな細かい部分省いているので正確性には欠けますが、ざっくりまとめると、みんなが引かれている天引き分は以下のように所得別になります。

概ね、20〜25%くらい天引きされているイメージですね。転職後の初任給の明細を見ながら改めて税金を自分で計算してみて色んな学びがありました。特に思ったより所得税が大きくなかったのが以外です。
ボーナスもないので、ぬか喜びせず気をつけてお金を使おうと思いました。

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