この前FPの試験の時、東京で受けたらものすごい人数だったのですが、帰りエレベーターはおろか、階段まで大混雑で全然降りれない。しかし上を見ると上から降りてくる人がいなかったので、登ったんですね。一個上の階のエレベーターホールは人はおらず、次のエレベーターに余裕で乗れました。当然一個降りると大量の人が乗ってくるのですが笑
みんなが右に向かっているときに、左に行きたくなる、こういうところが僕はあるなと、やっぱ変人だなと改めて実感した瞬間でした。それがこの度人生初占いをやったのですが、やっぱ変人の星みたいで笑いました。
僕は、論理的に考えるのが大好きで、非科学的、根拠のない占いやおみくじなど無用の長物だと考えるタイプの人間なのですが、この前友人と飲んでいた時に、
占いは人生のコンサルだと思うんです
と言われ、少し見方が変わりました。つまり、自分の運勢を占ってもらう、占いによって自分の行動を決める、というのは決断を他者に委ねる良くない行いだと思うのですが、
「失うものもある決断をしなきゃいけないときに後押ししてもらう」
「占いというツールを使って人生相談に乗る」
という視点から見るとアリだと思えたんです。
ということで、同じく占い初の友人とお勧めされた先生から「算命学」で占ってもらいました。
算命学とは
算命学は、生年月日から割り出した十干十二支を使って運勢や性格を占います。十二支は馴染みがありますが、十干は、木火土水金という自然を陰陽で掛け合わせて十通り表したものです。この組合せで60パターンに分類されます。還暦というのは60歳を表しますが、60で循環するとこういうところで繋がっているんですね。これが生年月日を基準に割り当てられ、自分の性格や運勢がわかり、かつ日、月、年の歴の方にもとそれぞれで割り当てられ、自分のものとの掛け合わせで、時間軸での運命も占うことができます。
算命学は中国から入ってきた占いだそうです。中国ではとある国で戦略の策定に使われていて、門外不出だったとか。これが焼失の危機に会い、頭にそのすべてを叩き込んだ中国人が日本へ亡命し、賢い日本人に伝えます。それが高尾 尊祐という方だそうです。その方の教え子の系譜に今回の先生はいらっしゃるということでした。どこまで本当なのかよくわからないですが、壮大な占いのルーツですね。
ここで当然思い浮かぶ疑問は、「同じ日に生まれた人は皆同じなのか」ということです。誰だか全くわからないけど、僕が生まれた時に隣に寝ていた子は僕と同じ運命?そんなことは無かろう、と。
これについては、「宿命は同じ、しかし運命は異なる」ということのようです。持った宿命と自分が歩んでいく環境や経験によって運命は変わっていく、ということみたいです。
算命学が示すのは、あくまで「地図」、これを元に自分の生きやすい生き方を探っていくのが算命学を用いた占い、のようです。
ググると色んなサイト出てきますが、以下の2サイトでだいたい必要な結果は出てくるようです。
自分の運勢
正直な感想は、かなり言われたことはその通りだなと思ったという印象です。
例えば、
- 働くのが好き、動いてなんぼ、じっとしてられない。
- エネルギーがかなり高い(男平均200くらいで305)、一方バランスが悪くてエネルギーを注ぐ先が限られているので、そこに集中投下する。逆に上手く発散しないとエネルギーが内に向かい良くない
- 許容範囲が狭いので、相性がいい人はそんなに多くない。人を選ぶ、こだわりが強い。
- 才と徳でいうと、かなり偏って才の人、こっちを磨いた方がいい。
ややこしくなるので定性的に箇条書きにしたのですが、計算に導かれた結果がまず出てきます。それを元に上記のようなことが解釈として伝えられたわけなのですが、割と当たってるなあと思うことを言われるのが面白いです。
普通は三角形で出てくるバランス図が、僕は短い直線で出てきて相当変わってると言われたり。
特にエネルギー持て余していて、常に動き回っている落ち着きなさとか、徳が無いことを自覚して頑張ってみたけど、やっぱり自分は向いてないなと気づいた昨年だったりと、意外と刺さることを突っ込まれて驚きました。
加えて、時系列でも見れます、十年単位で人生の全体像を見たり、直近10年を1年単位で見たりです。
- 13~:考え、悩み、孤独を味わう
- 23~:高速道路、想いを持って生きるべし、マイナスがあるほど後で陽転しやすい。トラブル多く、楽しいものの雲がかかってすっきりしない
- 33~:今までの自分を変えるべし、如何に良い人脈を築けるか、仕事は順調
- 43~:ゆっくりする、自分が大きく変わるタイミング
- 73~:また高速道路、周りが大変なくらい元気
こう言われると、何となく思い当たる節があるのが面白いところ。確かに10代は中々輪に入れず孤独を味わったなあと思ったり、就職してからの目まぐるしさはまさに高速道路、ここまでの流れが割と近いなあと感じると、この先も言われたことが何かしらどこかで当たってくるのではと思ってしまう。
この他、算命学には「天中殺」という重要な概念があります。特に大きいには年運天中殺と呼ばれる、12年に2年間起こる天中殺なのですが、神の助けの無い2年間です。僕の場合は、少し前に終わっていたのでしばらくは無さそうでした。
ここに該当した時は、新しいことはせず、休憩して次に向けた準備をすると良いようです。
友人の方の占いを聞いていて思ったのは、最初家族についての解釈から始まったのですが、ちょっと最初はずれていた感じだったのですが、やりとりしているうちに修正されていくような感じでした。つまり出ている結果に対する解釈には幅があるような感じです。
僕以上に変人の星に生まれているあたりや、その他いくつか言われていたことはその通りだなあと思うこともあり、興味深かったです。
とまあすっかり言われたことを聞いて納得してしまった感じだったのですが、一方で生年月日からそんなに色々わかるわけなかろうと腑に落ちない部分もあり、おすすめされた算命学本を読んでみました。
算命学を少し勉強してみてわかったこと
さてこれを読んでいて、「占いで先生から言われたこと」に「自分の占い結果を読み解いて一般的に言えること」が加わります。そうすると、「なるほどこの部分を元にああ言ってたのか」と腑に落ちる部分もあるのですが、一方で矛盾してることが書いてあったりもします。
例えば、エネルギー値が高くてエネルギーを持て余す、という部分がある一方で、20年単位に分割して一生を表す部分を見ると、病弱の星に当たり、体が弱いとも出ています。ハードスケジュールは体がもたないとすら書いてます。
才能の見方というのも一つではないです。出てきた表から解釈の仕方が3通りくらいあります。結婚相手についても同様。つまり、色んな解釈ができて、誤解を恐れず言えば「都合のいい解釈ができる」のだと思います。もちろん書いていないことは言えないので、なんでも言えるわけではないのですが、かなり解釈に幅を持たせることができます。矛盾することが出てきた場合は、合いそうな部分を使えばいいとも言えます。
これは敢えて算命学よりに言ってみれば、「人は複数の宿命を持って生まれてきていて、そのどの道を行くかは自分次第」、ということなのかなと思います。そうなると、出てきた地図を元に何を言うかは占い師の匙加減次第、なるほど、目の前の人の人生を後押しするようなツールとして使うことができる可能性を感じます。
生年月日から人との相性を占うこともできるので楽しめます。ちなみに一緒に行った友人とは、僕の狭い幅に見事に重なりがありました。しかも経年で微妙に変化するのですが、重なりが生まれたのは近年で、実際に仲良くなったのも近年なのが面白いところです。
先生からは、明日から鑑定士になれそうな勢い、とか言われたんですが、一旦これ以上踏み込むのはやめておこうかと思います。好奇心はあるのですが、人から積極的に話をされるようなタイプでもないので、活躍の場が無さそうです。
一旦占いについて自分でも受けて、自分なりに考察できたので満足しました。
「算命学の結果見て解釈を伝える」くらいならできるかもしれません。ニーズあれば笑
ちなみに、僕が受けた占い師のインスタアカウントはこちらです↓
P.S. 「占いは人生のコンサル」と言った友達がシェアしてくれた記事
納得
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