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スタートアップ・初期メンバー構成

スタートアップへ転職して間もなく一ヶ月になります。一言で言えばスピード感を感じる毎日で刺激的です。
ライフワークバランスは仕事偏重となり(良い意味で)、交際範囲は狭まったと感じるのは良くない部分ですが、最初は仕方がないでしょう。

今回はスタートアップである自社のメンバー構成について書いてみたいと思います。

現メンバー(創業1年目)
  • CEO
  • COO
  • CTO
  • 事務
  • 経営企画&資金調達
  • 事業開発:2人(私含む)
  • 経理
  • 特許

現在上記の9人構成、私は7人目です。

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CEO

創業者です。テック系起業の弊社では、創業者は技術者でもあります。

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COO

CEOが最初に探したのがCOOでした。研究者であり、CTO的な側面が強いCEOがまず欲したのは右腕となり会社を回していける人間だったようです。

中々創業期の何も無い状態で良い人材を見つけるのは大変です。こうした状況で有能な創業メンバーを見つける上で有効な手法は知り合いを辿っていくことでしょう。弊社でも、CEOとCOOは共通の知人を介して知り合ったようです。

テック系スタートアップの場合、ある程度技術が固まった段階で事業化するタイミングで起業するケースが多いので、まずは事業計画を立てて資金調達をすると共に、会社の体制を整えていくことが目下の仕事になります。採用やオフィスを借りたりもしました。

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CTO

事業を行う上で欠かせない技術を持つパートナー企業との協業体制を組んでいるため、パートナー企業をグリップする立場として、技術責任者のポジションのメンバーがいます。

事務

半年ほどして事務さんを雇いました。各種雑務をやっていただけるようになんり相当助かったようです。

そして一定の運転資金の目処が立ち、人数増やして本格稼働というタイミングで新たに以下の五人入りました。

経営企画(資金調達)

スタートアップで事業活動を営んでいく上で最も重要と言っても過言ではないのが資金調達ではないでしょうか。特に初期は売り上げがないので、一度調達してもその資金を食いつぶしながら事業運営をするわけですし、次の資金調達もしなければなりません。
特にハードが絡んでくると投資額も膨れるため、その比重が上がります。

事業開発

ハード系スタートアップの場合、モノができる見込みが立ったらこれを売らないといけないですね。その担当が事業開発。営業としていないのは、単にこれ買ってくださいというので済まなくて、そもそもお客を誰と定義し、どういうビジネスモデルで商売していくかから考えないといけないからです。ここを僕が担当してます。

経理

大切な経費の管理、そして大きな事業計画を資金面で組み立てていくという部分を担います。社員数が増えてくると、経費も増えますし、ルールも作らないといけません。

ものづくりをすると、生産計画にお金が密接に絡んできます。スタートアップ立ち上げ初期というのは、プロトタイプの延長線上でものづくりを始めるため、計画もままならず、経理が苦労することになります。

特許

テックベンチャーにとって、特許は差別化を確立するための大事な防衛壁になります。良い技術もまねされると優位性を失ってしまいます。リソースが少ない中で、どの特許を優先するか、どこまでオープンにしてどこまでクローズにするか、などなど、特許戦略は複雑です。

研究所が書く特許は範囲が広すぎて通らないことが多く、請求範囲を限定しながらも必要な部分をカバーし、なおかつ審査を通すという高度なスキルが求められます。これは弁理士でないとできないです。

加えて他社の特許を侵害していないか、という調査も大変重要です。特に量産品の場合、全ての製品で特許違反になりうる危険性があります。また、これは製造プロセスや設備に対しても言えて、プロセス関係の特許は、製造設備を構築する上でシビアに効いてきます。


今後の人材については、まもなく生産管理担当が加わり、その後は良い人がいたら採用する、というスタンスで進めていきます。

途中でも触れましたが、立ち上げ初期の採用はリファラルが良いです。採用にお金をかけられないという事情もあるのですが、創業期にカルチャーや能力がフィットしない人材が来ると影響が大きすぎるため、仕事できるかわからない人材を採用するリスクは計り知れません。

能力と同じくらい、モラルや柔軟性という観点も重要だと感じます。

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大企業からスタートアップへ転職した著者が見たリアルについて様々な記事を書いており、以下はそのまとめページですのでぜひ御覧ください(転職について、組織論、マーケティング、ITなど)。

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