タイトル

初心者が株を買ってみて3年、酸いも甘いも知った

現物株の売買を開始して3年ほど経ちました。
素人でたいして売り買いしていなくても、3年やっていると何となくわかってくることもあります。この機会に真面目に運用成績を見てみたのですが、含み益を含めて+26.3%、単純に3で割ると8.8%ということで、ぼちぼちなのではないでしょうか。個人的には、年間5%くらいの利回りで投資できたら御の字ではないかと思っています。

ただよくよく見てみると、ビギナーズラックで当てた大当たりがすべてで、ほかは損得合わせてトントン、という感じです。

なんだ、たまたま当たっただけじゃないか、こりゃ向いてないから株式投資は辞めて手堅くインデックスファンドに投資しようと思っていたのですが、ビビって放出した株がコロナでガンガン上がっていて、

自分の会社選びは間違ってなかった
 ↓
売り買いのタイミングが悪すぎる(投資が下手くそ)
 ↓
せっかくの教訓を生かさないともったいない

と思い直し、もうちょい続けてみようかなと思っています。

今回は株式投資の基本スタンス、投資した銘柄の具体的な結果と教訓、学んだこと、という流れで行きたいと思います。

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運用方針

僕の運用スタイル、というほどではないのですが、こんな感じです。

  • 長期投資:じっくり上がればいい
  • 好きな会社、わかる会社の株しか買わない

この二番目は結構重要だと思っていて、自分が実際に買ったり使ったりしているモノやサービスは、顧客としてその良さがわかります。また自分が仕事をしている業界なども事情がわかるので良いと思っています。

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結果と教訓

ビギナーズラック\(^o^)/:レノバ

上場したてのうちに将来花開くことを予想して投資、その後に化けるという王道パターン、最初にして最大の勝利。下図の黄色のラインで投資したのですが、このタイミングで投資できればあとはもうあんまりどこで売っても大勝利に変わりはありません。

なぜ、まだ明るみに出ないうちから伸びることを想定できたのか、それはエネルギー業界に明るかったからです。

エネルギー業界では、クリーンなエネルギーへのシフトが叫ばれており、レノバは再エネ専門の発電事業会社でした。加えて再エネは固定価格買い取り制度のおかげで発電した電気は必ず買い取ってもらえるという稀に見る堅いビジネスのため、まず儲かること間違いないと見えました。

やはり自分がよくわかっている業界で投資するのは王道だと思いました。最大手からマイナーな会社までリーチできますし、投資し始めるとなおさら勉強しようという意欲も湧くので、好循環が回り始めます。

投資漫画の定番、ハマって僕も読破した「インベスターZ」では、主人公が最初に当てる様子をビギナーズラックとして描かれており、こうして純粋な気持ちで選んだ最初の銘柄が化けるのはあるあるのようです。

僕の場合はまさにこのパターンでした。そしてこれが文字通りの奇跡だったことをその後思い知っていきます笑

大好き&大暴落/(^o^)\:JAL

新人で入った部署が海外出張が多いところだったのですが、ご多分に漏れずマイラーの道を歩んでいくのですが、最初どの航空会社のマイルを貯めるか?という決断を迫られます。

日本発着が基本のため、JALかANAの二択になるわけですが、おそらく同じような理由の人も多いのではないかと思うのですが、「上司がJAL派だったから」という理由でJALユーザーになりました。以来大変お世話になっているし大好きなエアラインです。たまにANAも乗りますが、すごい快適で、どっちも好きなんですが、たまたまそういうご縁でJALユーザーとなりました。

そしてサービスの良さに惚れ込み、株主にもなったわけです。JALの場合は配当も大きく、かつ半額で航空券を買えるチケットも半期毎にもらえるのですが、こちらが換金するとそこそこのお値段になるのです。

安定的に収益の上がる企業ですが、大きな成長が見込めるわけではないので、株が上がらなくても、配当でちょこちょこ入ってくればいいか、という感じで選びました。

問題はその買い時、下の左図の18年2月に買ったわけですが、その後の推移を見れば如何にそのタイミングが悪かったのかは一目瞭然です。

そうです、何も考えずに買っているのです。

この株価が適正なのか?そんな検証は一切していない、こんな運勝負な買い方をしていたらこういうことにもなります。

コロナショックは予想できるものではないので今年の下落はやむを得ないと思いますが、現在の価格は少し下がり過ぎかなと思い、下の右図のタイミングで買い増ししています(一応自分なりの検証は実施)

投資の神様ウォーレン・バフェットが航空株を売却し話題になりましたが、コロナ後の航空業界はかなり厳しく、本当に立ち上がるのか怪しいものがあります。

そんな中買い増ししているのが、吉と出るか凶と出るか楽しみです。

買い時ミス➡待ってたら戻ってきた➡売り時ミス

メルカリ

メルカリは結果としてちょっと損して終わった銘柄なのですが、色んな教訓を得ました。

上場前からメルカリはヘビーユーズしており、今もずっとそれは続いています。引っ越し前の大量売却、家電の売り買い、日常的な本の調達先、不用品の売却、日々の生活で欠かせないものになりました。

この会社は絶対伸びると、上場直後に買ったわけですが、期待が高すぎて最初が高すぎました。そこで買っちゃったものだからどんどん下がっていきます。

しかしこのサービスはいいという自信があったので、下がってきたならむしろ買い増しだろう、ということで追加で買います。しかしその後更に下がるので、怖くなって買った分を売ってしまいます。

その情けない買い売りが(しかもNISA・・・)下図です(左が買い、右が売り)。

最初に買った分は保有したままとしていたのですが、コロナでユーザー売上が増加し、一気に株価が上昇に向かいます。そうして遂に上場来の高値を更新するのです。

ここで間抜けな私は何をしたかというと、買値よりほんの僅かだけ高い金額で指値注文しておいたんですね。これほど間抜けな注文の仕方は無いんじゃないかと思います。2年も含み損を抱えながら寝かせていると、「もう儲かんなくていいので、トントンで終わらせてくれませんか」という気持ちがもうすごい高まってきます。

せっかく2年も待ったのにアホじゃないのか、売りどきは株価が落ち着いてからでも遅くはないと後から思うのですが、売り抜けて一安心、結果損も得もなく機会損失でおしまいという感じです。

長く待ったからこそ、最後売るタイミングは焦っちゃいけない、そう思いました。それ以前に期待先行している銘柄は手を出すべきじゃないし、適正価格見定めてから買うべきなんですが・・・

マネーフォワード

マネーフォワードも似たような失敗をしています。しかしこれは更に残念度が高い…

家計簿アプリは前から色々と試していたのですが、ようやく落ち着いたのがこのマネーフォワードでした。UIは素晴らしいし、口座やカードの連携が秀逸なのでこれですべて完結、それまでのパソコンに入力するスタイルから完全に移行しました。

そんなわけでこの会社はいい!となって購入を決めたのでした。
買ったのは上場してほどなくですが、最初のうなぎのぼりの後一段落して落ちたところで買いました。これもそもそもいくらが適切なのかという分析を全くせず、です。

そしてその後一時上がったものの長らく停滞してしまいました。
メルカリ同様、ずっと含み損を抱えた状態はとにかく売りたい欲が先行してしまいます。やっと元の4500円に戻してちょびっと頭が出たところでさっさと売ってしまったのですが、なんとその後倍近くまで株価は上昇…ミスミス100万円を逃してしまった形です。

ここまで2つ見てきて明らかなのですが、買値のちょっと高いところで売るというのは最も頭の悪い売り方です。含み損を抱えてしまった場合、もちろん損切りするのがセオリーだと思うのですが、もし保ち続けるのであれば、いずれ挽回されるのを待つことになります。その時、上がっていったらそのまま突き上げていく可能性のが高く、買値をちょっと越えてまた落ちていくというのは考えにくいわけです。

待つなら待つで、慌てて売るのではなく状況見ながら売ればいい、最高値を狙おうとしなくても上昇から下降に転じたくらいでも悪くないはずです。売りたい気持ちが早る自分を如何に抑えられるかが重要だと学びました・・・

最強GAFA:Amazon

GAFAという名前を聞いて久しいです。どれもヘビーユーズしており、どの株も買ってもいいのですが、その中でもAmazonは今後もますます伸びていく会社ではないかと思っています。

いずれも最強なのに違いがないのですが、Amazonと比べると、Googleは広告収入一本足打法、FacebookはSNSという流行に左右されやすいビジネスで、Googleほどではないにせよ広告頼み、Appleは成熟したiPhone頼み、と見えます。

それに比べECでAmazonに追従できるものはいませんし、ますます世界に広がっていくし、実はAWSというEC意外に収益源を持っている、と恐ろしいほどの強さがあります。

長期でじわじわと伸びているところで購入したのですが、コロナ後に大きく上がったので売りました。買った当時ですら世界有数のトップ企業だったのに、これが2年ほどで買値の倍近くまで伸びたのは驚きです。

これは珍しくきれいに投資で勝てたパターンなのだと思います。

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教訓

買い時より売り時

どちらが大事かというのを敢えて言うならば、売りどきではないかと思いました。
前提として、結局自分がユーザーとしていいと思っている会社を選んでいる以上、長期で見たら伸びていく会社を選べているからだとは思いますが、買ったタイミングが悪かった以上に、売り時が悪くて結果残念というパターンが多かったです。

じっくり待てばいいのではないかと思います。いつ売ったらいいのか、正直まだ見えてないところがありますが、教科書どおりにいくなら、決めた利益が出たら機械的に売るというのがいいのだと思います。

注意は含み損を抱えたときですね。なんだかんだ1年2年と待ってたら環境が変わって伸びたりするもんだなと今回のコロナで思いました。持っていた株はJAL除いてほとんど上がってましたし、それは本来の良さがちゃんと評価された(もしくは良いことには違いないが他に行き場が無いから過剰に流れ込んでいる)からだと思います。

自分が顧客としていいと思っている会社の株を買ってじっくり持つという方針は良いなと改めて思いました。

買い時をじっくり待つ

一方で、正しい買い時で買えばどうやっても儲かるというシチュエーションがやっぱりあるなとも思いました。リーマンショックの後、コロナショックの後、そう暴落時です。今回もあんまり大きくは張れなかったのですが(チキン野郎!)、コロナで暴落したときに買った分は随分上がってくれました。

暴落時は、多くの株が売られすぎ状態になるので、割と何を買っても外れなそうですが、こういう時こそ普段から目をつけていていいと思っている会社を買うのがいいんだろうな、と改めて思いました。

そのためにも、普段から好きな会社はリスト化しておき、買い時を虎視眈々と狙うのがいいんだと思いました。

失敗こそ最強の先生

なんでもそうなのかもしれませんが、株式投資は特に失敗から学ぶことが多いように感じます。それは何を考えてどういう選択したかがちゃんと残り、復習しやすく、そして身銭を切るからだと思います。

そして痛い目に会うともう投資するの辞めたくなるのですが(僕もそうですが)、せっかくの授業料を生かさないともったいないと思いました。そういう意味では、失敗した跡くらいから、つまりこれからが勝負かなと思っています。

投資の参考になった本

『めちゃくちゃ売れてる株の雑誌ZAiが作った「株」入門 改訂第2版』
ダイヤモンド・ザイ編集部 – boompanchのレビュー

boompanchさんのレビュー
boompanchさんのダイヤモンド・ザイ編集部『めちゃくちゃ売れてる株の雑誌ZAiが作った「株」入門 改訂第2版』につ...

それまで如何に適当に売り買いしていたのかを思い知った一冊です。特に適正な株価をどう見積もるのかという部分について示唆をもらえたのはとても有り難いものでした。

以下一部特に参考になったメモを残しておきます。

  • 選び方
    • PERの標準は15倍、予想PERをチェック
    • 1. 割安株投資: 収益力安定、PERが低い(1桁)
    • 2. 成長株投資: PERは低くなくても利益が伸びそう
    • 妥当なのは3年後の一株益でみて15倍。
    • 成長率の1倍程度のPERが妥当水準。買うのはこれよりも大幅にに安いとき。
    • 大幅に成長率があっても買うのは30倍くらいまで
    • 成長率の基準は今後の最低限の営業(経常)利益の成長率
    • 赤字や利益が極端に下がった会社の場合はPBRをみる
    • 一株益が異常になるのは、特損があるか法人税免除、注意。営業利益×0.6=経常利益から大きく外れると何か変
    • まともな会社ならPBRは1以上、底値のメド
  • 売り買いのタイミング
    • チャートで判断、上昇トレンドの始点、出来高の急増がポイント
    • 二つの移動平均線が上昇、下降一致している時はトレンド、移動平均を割り込むのが反転のタイミング。
    • 強い動きは売り買いサイン:大きな動きの後の調整、そのあともう一度大きく同じ方向に動くタイミングは狙いどき
    • 売りのタイミング
      1. 目標に達したとき: PERが15や、成長率に追いついたとき。過去の高克、もみ合いゾーン。
      2. 買った理由が崩れたとき
      3. 他にもっといい株があるとき➡損切り
      4. 直近の安値を割り込む、過熱化、移動平均からの乖離
  • 儲けるための知恵
    • 投資家は先読みして売り買い、日経平均の動きは実際の景気の半年先行。「株価のことは株価に聞け」変化に機敏な動きがあったことが株価から分かる
    • 不人気株は値動きが遅い、サプライズで値動きする。好材料織り込み済みに注意、人気株はサプライズにならない
    • 儲けやすい時期(日経平均の上昇トレンド)、儲けにくい時期がある。4、5年サイクル毎が目安
    • 決算短信は一枚目をよく見るべし:通期予想を確認する

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