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夫婦のお金の流れ見える化し家庭を平和に

先日友人と話しているときに、夫婦間の金銭感覚の違いについて悩んでいる話を聞きました。これはよくありそうで、かつクリティカルな問題だけに、なんとかテクノロジーで解決の役に立てないものかと妄想しています。
解決にまではならなくても、まずは見える化するところはできるのではないか、と。

夫婦共働きが当たり前になり、専業主婦が当たり前の時代には問題にならなかったことだと思います。ダブルインカムだからこそではないかと。

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支出割合の合意形成と見える化

家計をシェアしている場合に抱く不満というのはなにか、自身の経験と身の回りの話から想像するに、お互いに自分がたくさん払っていると感じていることが根っこにあるのではないかと思っています。これはあくまで感覚的なもので、かつベースが50:50とは限りません。このくらい払うべきだろうという自分の基準に対して、ということです。

他に考えられるのは、収入が偏っているケースだと思いますが、これは支払い能力にそもそも差があるので、大前提で収入に応じた分配を合意しないといけないと思います。


その上で、じゃあランチに行ってどっちが払うの?となったときに、皆さんはどうやって決めてますか?

おそらく、「この前は払ってもらったし、今回は私が・・・」とか、「食費はあなたで、住宅費は私で・・・と決まってるから」とかいろいろな線引きがなされていると思います。

問題になるとすると暗黙にせよ、合意形成にせよ、「了解していると思っていた割合よりも、ちょっとわたし払いすぎじゃない?」と感じるときなんだと思います。

このときに、どういう割合になっているのか一目瞭然なら、議論の余地なく丸く収まると思うんですよね。「あなた今月わたしのが多めに払ってるからここはお願いね」とか「あら、私のが払いすぎかと思ってたら、意外とそんなことなかった(という気づき)」とか。

ということで、見えるかすることを考えてみたいと思います。

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家計簿アプリで共有

よく聞くやり方は、共有口座を作ってそこに毎月決めた額ずつ貯金していくというやり方です。これはこれで貯蓄のやり方としてはシンプルで良いと思うのですが、課題は支出が見えません。

共有口座から現金で引き出してそれを使っていくという方法もあるかもしれませんが、これだけキャッシュレスになってきているのに、共有支出は全部現金なんて、現実的じゃないですよね。



じゃあどうするか、と。なんのことはない、今やメジャーになりつつある家計簿アプリを使うだけなのですが、こちら昨今は非常にハイテクになってきています。レシートをカメラで撮るだけで帳簿に載るなんてのは朝飯前で、一度分類したものは次に来たときは自動で振り分けられます。

とはいえ、家計簿は「めんどくさい」というイメージもかなりあるのではないでしょうか。
ここで重要なのは、銀行口座もクレジットカードも連携できるので、「キャッシュレス決済しておけば家計簿はほとんど自動的に出来上がる」ということです。

基本的にキャッシュレス決済として、現金でしか支払いができないときは現金を手入力するということになります。具体的なおすすめの運用を二つ紹介します。

ものぐさ向け、専用クレジットカード導入

一つのクレジットカードが二枚に分身し、それぞれで携帯できれば引き落としを共有口座にすれば上手く行きそうなものですが、そういうわけにもいきません。

そこでおそらく複数枚お持ちのクレジットカードのうち「一枚を共有支出専用にする」というやり方があります。そしてそれぞれのクレジットカードを一つの家計簿アプリを登録し、二人でアカウントをシェアします。これでこの家計簿に二人の共有支出が表示されることになります。

それぞれ月単位でいくら使っているのか、ということは分類しなくても一目瞭然なので、「ただアプリを開くだけ」でわかります。

さすがに費用項目くらい分類したいという場合も、上述のとおりさほど分類は面倒ではないので十分実践可能だと思います。

またこのアプリに共有口座も登録しておけば、二人が毎月きちんと貯金をしていることもわかりますし、今どれだけ溜まっているかも一目瞭然です。

共有口座から出費していくより、出費は割合を決めながら双方の口座から支出していく方が、わかりやすく面倒がないと思います。
貯蓄用としての共有口座も登録しておけば、毎月お互いに決めたお金の入金確認も残高確認も簡単ですね。

(ほぼ同じ)家族カードで対応

どちらか(例えば夫とします)の名義で共有用のクレジットカードを作り、家族カードとして妻のカードを発行し、これを共有支出用に使うというやり方です。

1とほぼ変わりません。家族カードは年会費がかかることもあるため注意が必要ですが、余分なクレジットカードがなく、新規で作る場合はこういうやり方もあると思います。

ポイントをとるか、秘匿性を取るか

1や2のやり方で問題になるのは何かというと、そうですポイントです。

私もそうなのですが、基本的に使うクレジットカードはメインのクレジットカード一枚に集約し、できるだけポイント(マイル)が溜まるようにしています。ここをこだわった場合、新しくカードを作るというのはナンセンス、ということになります。
共有支出に関わる出費分は狙っているポイントが付かなくなってしまうからです。

夫婦の家計管理の方法はぐぐるといっぱい出てきますが、ポイントの問題にまで言及しているものはみつかりませんでした。

これはまだこれだ!という方法は見つかっていないのですが(あったらぜひお聞きしたい)、暫定的なやり方は、お互いのメインのクレジットカードを共有の家計簿アプリに登録し、お互いに見えるようにすることです。

これはつまりお互いの出費がつまびらかになるので、嫌な人は嫌かもしれません。ただし、今までの運用を変えずにバーチャルに支出を見えるかすることができます。

もう一つ面倒なのは、個人的な支出と共有の支出が全て見えるようになってしまうので、その中から共有の支出を計算対象外に弾かなくてはなりません。これは日々やらないといけないためやや面倒です。慣れるとさほど気にならないのですが、ものぐさには向きません。

ただこれは、合計の家計から個人的な支出が除外されることになるので、意図して相手のクレジットカードのデータを見ようとしない限り自動的に相手の支出が目には入ってこないことにもなり、長所でもあります。

このあたりのややこしい点はぜひITでうまい方法を開発してほしいなと思うところです。実運用がどんな感じが次書きたいと思います。

Zaimでやってみた

今回使う家計簿アプリはZaimにしました。理由としては、マネーフォワードは既に自分用として使っていて使えなかったことと、他に口座連携までできて使い勝手のいいアプリの筆頭がZaimで、実際に操作性が良かったからです。

ではZaimの日々のオペレーションを見ていきましょう。「ま」さん(青)と「な」さん(黄)がいます。「ま」はカード二枚と現金(お財布)を登録しました。「な」さんはカード一枚と現金です。通常金額が出ていますが、今は消しています。カードは複数登録も可能です。

では「ま」のカードを見てみましょう。時系列で購買データが出てきます。自分だけの支払いはこのように「集計に集計に含めない」ようにし、集計に含めるものは分類します。下図では一つ食費に分類したデータがあります。

ではどうやって「集計に含めない」という分類をするかですが、下図の上から二つをまとめて集計外にする場合、

二つを選択し

編集ボタン→「常に集計に含めない」にすれば完了です。

一つ一つ毎回やってたら嫌になりますが、このようにまとめて編集できるのがZaimのいいところです。UIも直感的でわかりやすいです。

こうしてまとめていくと、分析画面から月毎、年毎に内訳を見ることができます。これを見ると、ほぼ半々、なもののやや「な」さんが多いことが一目瞭然です!

分類のカテゴリーは好きに作れるのですが、「食費」「居住費(消耗品・雑費扱い)」「固定資産(大きめの支出で残るもの)」「娯楽(旅行や映画など)」というように分けてみました。「交通費」なんてのもあってもいいかもしれません。

同じ項目を「ま」と「な」で作り、色だけ変えてます。こうすることで一見して割合がわかります。Zaimは黄色、青色を細かく変えられるのでこうやって分類ごとの割合もグラフで見て取れます。

こう見ると全体としては「な」のがやや多いものの、食費は「ま」のがやや多く、一時出費でバランスが崩れていることがわかります。

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運用を考えたときのTIPS

実際の運用を考えたときのTIPSをいくつか列挙してみます。

  • 事前に支出割合を合意する
  • 何を共有支出にするか
  • 費目ごとに考えた方がいい

こうして見える化されると、支出配分がクリアになり余計ないさかいが避けられるのではないでしょうか。もちろんその前段として、どのくらいの割合で支出するか合意しておく必要があります。

「これはいる?いらない?」という議論になることが想定されます。どこまでを個人の出費にして、どこまでを共有支出にするのか、曖昧なものも出てくると思いますが、「相手も必要になるもの」という観点で家計簿に載せていき「これは自分がほしいから買った」というものは省いていくといいと思います。最初は「え、あれはのせていいよー」「これは違うっしょ」というやり取りがありそうですね。迷ったら載せない方が平和的な気がします。

全体の割合を月ごとに見ていると、もし大物の買い物をしたときに一気にバランスが崩れ、残りの期間をずっと大物の買い物をしなかった方が払い続けるということになります。これで問題なければ杞憂なのですが、感覚的には「ずっと自分が払っている感」を感じがちな気もするので、費目ごとに見ておくといいと思います。趣味は旅行単位、固定資産は年単位でバランスさせる、というように費目ごとに期間を分けて考えると良いのではないかと思います。


さて、今回は家計を複数人で回していく場合のお金の管理について、家計簿アプリを使った方法について運用まで突っ込んで書いてみました。
見える化することですべてが解決するわけではありませんが、家庭の平和の一助になれば幸いです。

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