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資金調達ラウンドはなぜ何回もあるのか、スタートアップの金策

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コロナ禍はギリギリの資金で事業運営を行うスタートアップにとっては厳しい環境変化でした。スタートアップが置かれている状況で特筆すべきことをいくつか書きたいと思います。

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調達コストを下げるために資金調達ラウンドは複数存在する

通常スタートアップは、資金調達を少しずつしながら成長させていきます。これはなぜかというと、Equity(資本)で調達していく場合、時価総額が高ければ高いほど調達コストが下がる&短期で時価総額が伸びていくからです。

単純化したケースですが、例えば4年で8千万円必要なときに、2年毎に必要資金を調達していくのと、4年分まとめて調達するのでどう違うのか考えてみます。
このとき、2年後には会社の評価額が5倍に成長していると仮定します。

このように、最初にまとめて調達をするケース2の場合は、同じように成長していても、既存株主の持ち分が大きく毀損してしまっていることがわかります。

スタートアップの場合は、基本的にEquity(資本)の形で調達するため、出資者に株を渡すことになります。ある金額の資金を調達するときに、会社の評価額が大きくなるほど渡す株の割合を減らすことができるので、調達コストが下がるのです。

加えて、スタートアップは成長スピードが速いので、特に初期フェーズでは会社の評価額は倍々に増えていくことも少なくありません。そうなると、都度必要な資金を調達していった方が資本コストを抑えることができるのです。

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コロナ禍で打撃が大きいスタートアップ

上述のような資本政策の性格上、余剰資金が豊富にないことが通常で、資金調達を行って間もないタイミングだとしても、数年分しか資金が無いということが通常だと思います。そのためコロナのように大きく資金調達環境が変わると大きな影響を受けます。

特にこれから調達しようと考えているスタートアップ(目先の運転資金が減ってきているスタートアップ)はかなり苦境に立たされてしまうのです。

会社はいくら赤字だろうが、お金がある限り倒産しません。究極的に言えば、出資なり融資なり、お金を供給してくれる人がいる限り潰れません。
逆に黒字で優良事業だとしても、借りているお金を返せと言われて返せなければ倒産です。そういう意味では資金繰りが全てといっても過言ではないです。

そんな中、経済活動が停滞し、どんどん燃えていく運転資金をなんとか賄うことが重要な局面である今、体力がない会社ほど苦しいことになってきます。

当然大企業のように内部留保が豊富な会社はまだまだ耐えられる、固定費が重い会社はかなり厳しいということになります。しかしスタートアップの場合は、当然内部留保などありませんのでどこも苦しいと思います。その中でも最も厳しいのは、これから調達しようというタイミングの会社ということになります。

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CVCは縮小傾向と思われる

以前スタートアップの資金調達に関して、主に出資と融資の違いとスタートアップでは出資で調達する、ということに関して以下の記事で書きました。

出資してもらう相手として大きくVC(Venture Capital)と事業会社(CVC:Corporate Venture Capital)の二つに分けられます。


2010年代は右肩上がりに伸びてきていた資金調達額ですが、2020年は減少に転じています。これはコロナ禍による影響と見るのが自然でしょうか。

景気後退が来ると当然この投資額全体が圧縮されてスタートアップにお金が回らなくなってしまうのですが、特に事業会社からの資金は引き上げが大きいと思われます。

なぜなら、事業会社は本業の事業があり、そちらが減収減益に追い込まれているケースも少なくないため、自社のことで一杯一杯になってしまうからです。余剰資金でベンチャー投資をしているのが事業会社なので、余剰資金が無くなってくれば当然絞られてしまいます。
では事業会社から出資を受けているスタートアップが注意することは何でしょうか。

プットオプション、段階出資に注意

事業会社から投資してもらう場合、出資の仕方としてプットオプションが組み込まれている場合があります。これは「あらかじめ決められた特定の価格(=権利行使価格)で売る権利」です。

スタートアップへの投資はリスクがあるため、投資する場合も色んな条件を付けるのですが、「いつまでに、〇〇を達成できなければ▲▲円で株を買い取ってもらいます(プットオプション)」という条項が付いたりするのです。

この〇〇は事業上不可欠なマイルストーン等が設定されるのですが、鍵となるライセンス契約といったものがイメージしやすいでしょうか。今回のような社会情勢の変化で達成が困難になり、出資してもらったお金を返さないといけなくなる可能性が出てくるのです。

また、そもそも出資自体が段階出資になっていて、マイルストーン達成毎に出資していくという契約になっている場合もあります。その場合は、事業会社側が「やっぱり出資を止めたい」と言い出しかねません。

このように、既に出資してもらっている(決まっている)としても、資金引き上げの影響を受ける可能性はあり、金策からは目が離せません。

P.S. シリコンバレーのスタートアップの事情がわかるドラマ「シリコンバレー」

スタートアップの支援を生業としている友人からオススメされたドラマです。僕はシリコンバレーには行ったこともないので、真偽はわかりませんが、シリコンバレーでのスタートアップあるあるが描かれているので、スタートアップがどんな感じかわかるよ、ということでオススメしてもらいました。

下ネタ満載なので好みわかれると思いますが、「無茶苦茶具合と、VCがどう絡んでいるのか、資金調達の大変さ」あたりがよく伝わってきます。もしかすると、実際にシリコンバレーのスタートアップにいる人が見たら、半沢直樹を見た銀行員が抱くような違和感を覚える可能性もあるのですが、オーバーな方がわかりやすいので、こんなものかと肌感覚を得るにはいいと思いました。

大企業からスタートアップへ転職した著者が見たリアルについて様々な記事を書いており、以下はそのまとめページですのでぜひ御覧ください(転職について、組織論、マーケティング、ITなど)。

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スタートアップ仕事
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愛を知った飛び道具の向かう先

コメント

  1. えー、魔が差してゲームに明け暮れる、なーんてこともあるんだ、と新鮮でした。ぼーっと、考えごとで結論がでず、、、、というのが多いかな。後は本読むんだけど、次から次への浮気して進まないとか、、、

    激変が起こると不平等が生じる、格差が拡大する、というのが世の常だと思います。一方で、ネットで世界がつながっているので、広い視点で考える人は昔と比べると格段に多いんじゃないかな、と、そこに少し期待したいです。

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