タイトル

ガソリンはそのままでは100%燃焼しない!?ガソリン節約になる驚きの「燃費向上グッズ」

私は自分の知らないテクノロジーとの出会いにワクワクし、発見したときには「こんな技術があるのか!」と楽しくなります。今回最近知り合った触媒開発の技術者のガソリンと車の燃費向上のお話が興味深かったのでご紹介したいと思います。

ガソリンはどんどん塊になっていく

まずガソリンとはそもそも何か確認しておきましょう。原料となる原油は炭化水素(炭素Cと水素Hの化合物)を主成分としていますが、これを蒸留し、重さの違いで分けた結果として出てくる製品の一つがガソリンです。

ガソリンを一つの化学式で表すことはできません。炭素数4~12の炭化水素の混合物で構成されており、1種類のガソリンに含まれる炭化水素の種類は数十から数百に及ぶからです。そして炭素数が多くなるほど比重が重くなり沸点が高くなるため、沸点の違いで蒸留することは、炭素数の違いで成分を分けることを意味します。

原油の中でも低い温度帯に分類されるのがガソリンなのですが、実はこのガソリンを構成する炭化水素は放っておくと分子同士が引き合う力によって塊になっていく性質があります。以下の動画は、水の上に炭素の塊である煤(すす)を浮かべた後の様子を表したものです。

分子間力実験


塊になったガソリンは何が問題かというと、実は不完全燃焼を引き起こし燃費を悪化させるという問題があるのです。といっても、これは通常のガソリンであれば起こっていることなので、私達が通常使っているガソリンは、そのポテンシャルを最大限発揮できていないということなのです。かなり驚きです。

塊をバラす触媒で燃費向上

ガソリンを構成する炭化水素が分子間力で結合していくことで塊になり、不完全燃焼を起こすことで燃費の悪化をもたらしているということがわかりました。

というこは、この塊をばらしてあげることができれば、ガソリンは完全燃焼して燃費が良くなることになります。そんなことが可能なのでしょうか?そんな触媒を開発してしまったのが冒頭ご紹介した凄腕技術者なのです。

不完全燃焼を防止できることは他にもメリットがあり、エンジンオイルの汚れを抑えることもできます。
加えて必要なガソリンの量が減るために、二酸化炭素排出量も減って地球にも優しいのです!


理屈はわかったけど、本当に効果あるの?費用対効果的にはどうなの?
ということで、自家用車で試してみました!こちらのご紹介をいたします。

10年前のアルトで25%燃費向上!

燃費向上効果

我が家の車は10年前に製造されたスズキのアルトです。古い車ですので、アイドリングストップも無ければ、燃費表示もありません。こうなると、燃費の計測のためには、「走った距離÷給油量」で計算するしかありません。以下がその検証結果です。30Lのタンクが4回空になるまで走り、内2回は触媒有り、2回は触媒無しで燃費を割り出しています。

メーター km走行距離 km給油量 L触媒有無燃費 km/L
89,930
90,54761727.6有り22.4
91,17562826.95有り23.3
91,69151628.19無し18.3
92,18949827.5無し18.1

この結果を見ると燃費の改善は一目瞭然で、なんと25%も向上していることがわかりました。思っていた以上の効果です。

費用対効果

さて燃費が25%改善したわけですが、費用対効果はどの程度なのでしょうか。

ガソリン価格にもよりますが、仮に150円/Lと仮定すると燃費が25%向上すると、触媒にかかるコストの4倍以上の効果があることがわかりました。

エンジンオイルの寿命が伸びることも考慮すると、それ以上の効果があるかもしれませんね!
レビューを見ると走りが快適になったという声もあるようですが、私はその点は実感は特にありませんでした。燃費向上とCO2削減に貢献できて良かったです。
商品ページみると、返品保証もされているようなので、ぜひ試してみてください。車の使用頻度が高い人ほど効果は大きいと思います。

コメント

タイトルとURLをコピーしました