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財政をアップデート・国と会社の構造は似てる

NewsPicksの動画で、Weekly OCHIAIという連載特集があります。毎週決められたテーマについて、各界の有識者がゲストとして来訪し、落合陽一さんと議論するそんな番組です。
10個以上は見た気がしますが、回によって当たりはずれはあるものの、個人的にヒットしたのもいくるかあります。

さて、そんな中で今回触れたいのは、


小説家の真山仁さんをお呼びして、天文学的な数字に膨れ上がる日本の借金について議論してます。
真山仁さんってご存じでしょうか。「ハゲタカ」の著者なのが有名かもしれません。個人的には「マグマ」という小説が好きで僕の人生のバイブルでもあります。理由は読んでいただければわかります笑

テーマは財政破綻ということで、真山さんが書いた「オペレーションZ」という本が題材になってます。

オペレーションZ
boompanchさんのレビュー
boompanchさんの真山仁『オペレーションZ』についてのレビュー:ハゲタカ、マグマ、僕の好きな作家の1人真山仁さん...

「日本の増え続ける借金はすでに1000兆円を超えているものの、借金の貸し手は日本国内にいて、国民の資産は1500兆円以上あるから問題ない」
というのが定説だと思いますが、

「それにしても、収入50兆円なのに、毎年50兆円借金して、50兆円返済して合計100兆円使っているって、家計で考えたらヤバすぎでしょ」

という主張は全うで、ずっと前から言われながら放置されてきたのが実態だと思います。この本では、総理大臣がアルゼンチンのデフォルトを肌で体感したことをきっけかに日本でのデフォルトを防ぐべく、支出を半減という大改革に挑むというお話です。

本自体は読み物として面白いので、政治好きの人はぜひ読んでみてください。

さて、この動画で語られていたことを適当に抜粋したのが以下です。

  • 社会は人口減少しながら高齢化していく、その中では撤退しながらの経済成長を描かないといけない。めちゃくちゃ難しい。
  • 社会保障の問題は数十年単位をかけて解決していかないと難しいが、今の政治家は自分が逃げ切れると思うと手をつけない。 だからこそ若い人、当事者がこれをやらないといけない。特に30代。
  • 人口減少が進み、地方の人口が減ってスカスカになってくるとインフラの維持も厳しくなってくる。そこでは、スマートシティ化のような構想で、人を強制的に移すのが合理的だが、これは政府の権限が強い中国にはできても日本にはできない。 加えて東京のマンションも棺桶化する。
  • みんなに余裕がない、自分が頑張ったことが自分に返ってこない社会 ハードウェアでコストをかけると回収できない、だからITを使う。
  • 楽しても受けるのは悪という風潮が日本にはあるが、本当は賢い ヨーロッパの生産性が高いのは、文化やブランドでコストを稼いでいるから。
  • 4倍働いて16倍成果出して2倍稼ぐ人が好きな国(本当は64倍になるはず)、コスパが悪すぎる、頑張ってる人が報われない、ワーカーホリックだけ、日本の大企業の構図。
  • 若い人は英語もできるし、どんどん海外に出て行ってしまう
  • アベノミクスで無理やりインフレにしているのはおかしい。金を刷っているだけで価値が増えてない、経済政策がない。
  • イスラエルはスタートアップが主要産業、スタートアップが生むものじゃなくて、スタートアップそのものの環境
  • 日本はもともと一人の天才を担ぐ国、チームワークの国じゃない。プロジェクトXは天才が潰されずに耐えられた成功例の話。
  • ローカルの問題を解き切った先にグローバルで勝てる力ができる

この会話聞いてて思ったのは、若い世代にやらせようよ、という感じが大企業の中で話されていたことと似てるなあということでした。

総理大臣や閣僚といった人たちも、大企業の経営陣と一緒で上がりポジションといった失礼ですが、やたら高齢のおじさんが多い。そして任期が短いと短期で成果が出ることしかやらなくなる。これでは構造的に抜本的な改革に取り組むのが難しい。

企業は営利目的なので、最悪利益を生めなくなれば倒産して自然と新陳代謝が起こるわけですが、国の場合はそうもいかないので余計難題だと思います。

1000兆円の借金も、突入している超高齢化社会も全うに考えるとお先真っ暗なのですが、この本の中での解決策は、

「お金に頼らない社会」


の実現です。「なーにをきれいごとを」、と一蹴されそうなのですが、地域の互助関係で生活していくというのは、何もお金の節約だけじゃなくて、助ける方も助けられる方も幸福度の向上につながるんじゃないか、というのがミソだと思います。

なんでも金で解決する社会というのは、逆に言えば人の温かみを必要としない。
直線的な企業の成長、競合との差別化が難しくなってきているというのは、裏を返せばいいサービスが溢れかえっているということであり、これから大事になってくるのは、もはや資本主義的な発想ではなく、人情の世界ではないでしょうか。

そして落合さんが言う「ローカルの問題を解き切る」が政府に頼らず僕ら一般市民レベルができるアプローチなんだと思います。
最近は二拠点生活なり、地方への移住が少しずつ人気もでてきてますが、その土地ならではの良さを発掘して、少しづつ移住者を増やし、宿とレストランが増えていけば町として立派に経済が回る。

パソコン一つで仕事できる人が増え、エアビーや食べログで簡単に事業運営や集客できるようになり、テクノロジーがハードルをどんどん下げています。
都市化が進んできた20世紀に対して、ローカル化を進める21世紀、その先端を日本が走り、GDPは増えないし、人口も減るけど、お金は増えないけど、地域のコミュニティの中で幸せに生きられる国のモデルになったら未来は明るいなーと妄想。

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